GEEK MANIAX

機械のこととか興味のあることを誤解を恐れず書きます。

ホワイトホースに引っ越しました。

こんにちは。お久しぶりです。コ-スケです。

ポッドキャスト(Anchorでね)の更新が滞っているのは、最近生活が激変しているからなのである。

 

なんとカナダに引っ越したのである。正確にはまだちゃんとした住居はないのだけれど。

 

 

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↑なんかもう飛行機から見える景色が違った。緑多い。

 

皆さんは海外移住を考えたことはあるだろうか?

僕は去年彼女に「海外に住みたい!!」と言われるまで一切みじんこ一匹足りともそんな願望はなかったのである。

なんなら、日本語の通じない国になんか誰が行ってやるかよ!と内弁慶を決め込んでいた。

 

AirChinaとAirCanadaを利用して、羽田→北京→バンクーバー→ホワイトホースと乗り継ぎ時間含めて28時間。超長かった。

海外移住に興味のある人のため、そして自分の備忘録として、今までの出来事をブログにまとめておこうと思う。

 

 

 

【1日目(20180919)】

バンクーバーでの入国後、ワーキングホリデー用の移民手続きを完了させた。

そしてバンクーバーからのフライトがなぜか遅れ、現地時間の21時頃に到着。

予約していたロッジのオーナーの女性がとても親切で、チェックインが20:30までだったにも関わらず空港まで迎えにきてくれて待ってくれたのである。彼女と二人で感動した。

ロッジはダウンタウンから少し離れていて、徒歩だとおそらく2時間以上はかかっていたのではないだろうか…。

 

ロッジに到着すると、施設の説明をしてもらった。

ロッジはメインの道路から少し離れた場所にあり、林のような土地を進んだ先にあった。オーナー夫婦が住んでいる母屋、ロッジが4〜5棟、薪やトラックなどを置くスペース(なんて言うんだろう?)などからなっており、かなり広大な場所だった。どこからどこまでが私有地なのかがわからないくらいだった。

ホワイトホースはすでに最低気温が氷点下に達しているので、寒くしないでねと優しく忠告を受けた。

 

 

 

【2日目(20180920)】

9時から母屋で朝食をとりましょうとオーナーに誘われていたので、早めに起きてロッジ周辺を散歩してみた。と言っても施設が広すぎて、施設の外にも出られなかった。あとオーナーからは「この辺には危険な動物はいないよ」と言われていたのだけど、なんかへんなこわい動物に出くわすのもやだしな…と言う気持ちもあった。

 

顔を洗いに母屋に行った時に素敵な出会いがあった。

 

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↑キツネ(RedFox)がこっちを見ている。ラッキーかわいいやったー!

 

オーナー曰く、キツネは毎日同じ時間に同じ場所を周回しているらしい。

エサを欲しそうにしてこっちに寄って来たが、我々がごはんを持っていないとわかると「ふん、じゃあ帰るぜ」とロッジの奥へ消え去っていった。

もう一泊してまた出会いたかったが、残念なことにここには一泊しか予約をしていない。

 

朝食は他のロッジに泊まっていたフランス人男性のフランソワ(大阪人の大坂なおみみたいな名前だと思った)と食べた。

 

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↑オーナーが焼いてくれたメイプルシロップたっぷりのジューシーなパンケーキ。ラズベリーもうまい。

 

フランソワは英語が堪能なので、我々に色々と質問してくれた。我々は英語が堪能ではないので、ほぼ「アハーン、オーウ!レアリー!?」しか言っていなかった(でもちょっとは会話をできていた気がする)。

フランソワはオーナーに土地の歴史のことやメイプルシロップのことなどをいろいろ聞いていた。オーナーはホワイトホースの歴史に詳しく(このへんの人はみんなそうなのかな?)、先住民のことなどを詳しく話していた。たぶん我々は話の60%くらいしか理解できていなかった。

 

10時チェックアウトなのだが、朝食で話し込んでいたため11時くらいにロッジを出ることになった。オーナーのためにじゃがりこをプレゼントした。

そしてなんとフランソワがダウンタウンまで送ってくれると言ってくれた。お言葉に甘えて送ってもらうことにした。優しさの塊かよフランソワ。

車内でいろいろと話をした。去年の11月くらいから世界中を旅していること、4月に日本の桜を見にいったこと、今はレンタカーでカナダを横断していること、お金がなくて今年の11月にはこの旅を終えるだろうということ。

価値観変わるわーとか意識高いことは思わなかったけど、いろんな経験ができてとてもいいなと思った。日本に居たままの去年の僕ではこうは思わなかったのかな。これが価値観が変わるということなのか…。いかん、意識が高くなってしまう。

 

 

ダウンタウンに到着した僕が考えていた最初のミッションは[ケータイショップでSIMの契約すること]である。家を見つけるにせよ仕事を見つけるにせよ、いつでも繋がる連絡先というものは必要だと思ったのだ。

 

まず向かったのはTelasというカナダの有名なケータイ会社のショップ(日本でいうドコモみたいなもんらしいです)。

意気揚々と、「オイ!我々はSIMが欲しいんだ!」とスタッフさんに声をかけると、プリペイドプランの案内をされた。どうやら旅行者と思われたらしい。

我々が労働ビザで長期滞在すること、永住権取得希望のため期間の長いプランを希望していることを伝えると、カナダのクレジットカードを持っているかを訊かれた。どうやらTelasでは長期契約の場合、現地のクレジットカードがないとダメらしい。デビットカードもダメだと。

 

そこで店員さんに「クレジットカードはどこで作れるんですか?」と問い合わせたところ、銀行に行ってみては?とのことで最寄りの銀行へ。

意気揚々と「オイ!我々はクレジットカードが欲しいぞ!」とカウンターの銀行員さんに声をかけると、「アー…(ちょっと何言っててるかわかんないです)」みたいな反応で、いろいろ話しかけてみても全然話が伝わらない。しばらく問答を続けていると、別室にいた上司っぽい女性が話を聞いてくれて、事情を説明すると「うちではカードを作れないから、こっちの銀行ならどうかな?そしてその横のケータイショップにも行ってみては?」と丁寧に地図を渡して説明してくれた。

 

なんだろう、日本で同じ事に遭ったら「なんだよ!たらい回しかよ!」って思うかもしれないけど、外国に来たという高揚感からか、もう気分は完全にRPGの主人公となっていた。

地図を頼りに別の銀行へいったところ、「明日の朝担当の者とのブッキングをしときますね」と言われた。

 

PM3時のAirbnbのチェックインまでにまだ4時間以上時間があったので、近くのケータイショップでまた「SIMカード欲しいんだけど!!」と訊いてみた。すると韓国系カナダ人っぽいスタッフさんが「ホワイトホースの外とかで使う?この辺だけ?」と訊いてきたので、移住の事情を話したところ、

「ん?君達Sociial  Insurance Number持ってる?」と言われた。隣に座っている女性スタッフが白いカードを見せてくれた。

全然意味がわからなかったので説明を聞いてみると、「そこのカナダ政府のビルで作れるよ、行ってきな」と言われたので言われるがままに近くのビルへ。

 

カナダ政府のビルで一通りの手続きを終え、何か書類をもらった。よくわからないけど、これでクレジットカード作ったりとかケータイの契約できるのかな…?

白いカードの現物はもらえなかったけど、後日郵送で送られてくるとか?わかんないので、行き詰まったらまた訪れる事にした。

カナダ政府のスタッフの女性に「健康保険を忘れないようにね」と言われたので詳しく聞いてみると、それはユーコン準州の政府施設で手続きをするものらしい。時間がないので3日目に処理する事にした…。

こんなにわからないことだらけで、今後の生活なんとかなるのかな?一抹どころか千抹くらいの不安が募っている。募っているが、募ってもなるようにしかならないので、そのまま募らせて分かることを一つずつ処理していこうという所存です。イェイ。

 

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ダウンタウンを練り歩いていると、オイシイスシという寿司屋があった。本当に美味しいのだろうか。

 

驚いたのは、スーツケースを持って街を歩いていると、道行く人がみんな声を掛けてくれることである。

「どうしたの?」「どこ行きたいの?」「なんか困ってるの?」

なんと目的地までトラックで連れて行ってくれる人もいた。一瞬(このまま誘拐されるのではなかろうか…)という考えもよぎったが、助手席で話を聞いたところ、その人は旅行者をよく助けているらしい。あとどっかの先生らしい。

マジで、ホワイトホースいい人しかいねえのかよって感じ。フランソワ以外にも優しさの塊がいっぱいあるぞ、ここ。

 

 

カナダ政府の手続きを終え、我々はAirbnbの家を探した。

 

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ユーコン川。流れが早い。

 

目的の家はダウンタウンから少し外れたところにあり、こちらのオーナーの女性もとても親切な方だった。オートミールクッキーをいただいて、とてもうまかった。この辺の人はみんな料理うまいのかなぁ。このオーナーにはハッピーターンをプレゼントした。

 

荷物を置いて、食材を買いに近所のスーパーに向かった。

レッドキャベツとグリーンキャベツが横に並んでいて、レッドキャベツが2.89ドルと値札が付いていたのだが、グリーンキャベツにはない。

おんなじくらいの値段だろ、と思ってレジを通したら8.99ドルくらいしててマジでビビった。800円くらいだよ?ひと玉。たけえよ。その金で日本では定食屋で定食頼んだ上にキャベツのお代わりしまくれるよ。つーか値札つけろ。

高かったけど、キャベツはそのまま買ったよ。食いたかったから。別に英語で「えっじゃあやっぱこのキャベツやめます」が言えなかったわけじゃないよ。食いたかったから…😭

 

 

その後、時差ボケの影響かめちゃくちゃ眠くなって二人で仮眠をとって起きたらPM10時。もうホストファミリーはみんなご飯を食べ終わっていて、ダイニングには誰もいなかった。

我々が起きたのを察知してくれてか、オーナーが暖炉のつけかたをレクチャーしてくれた。

 

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↑そう、この家には暖炉があるのである。かっけえ。あったけえ。

 

 

そしてそこからシャワーをあび、眠れずに現在(AM4:44!)ブログを書いているのである。

今日はクレカ作って健康保険の手続きして〜といろいろあるので、移民報告はこれくらいにして寝ようと思う。

 

 

 

 

ブログ書くのって疲れるよね。これ続けてる人ほんと尊敬するぞ。おやすみ☺️